ドレイク氏が、2026年5月15日発売の新アルバム「Iceman」でビットコインに言及した。楽曲「Dust」の中で、自身を「BTCクリプトのビッグタイマー」と表現。デジタル資産の認知向上に芸能界の新たなスポットライトが当たる。
同じアルバムでは、元FTX最高経営責任者のサム・バンクマン=フリード氏や取引所のペントハウス時代にも言及。歌詞と暗号資産史上最大規模の崩壊を直接結びつけた内容。
新たな歌詞が登場したのは、BTCが2025年10月の過去最高値12万6000ドル台を大きく下回る水準で推移する中。ドレイク氏のような著名人による言及は、小口投資家の関心が再燃しやすいタイミングと重なりやすい。
ドレイク氏はこれまでにもビットコインを自己表現に活用してきた。過去にはスポーツイベントで複数回に100万ドル単位のBTC賭けを行った実績がある。最近のNBAファイナルでもマーベリックスへの賭けで6桁ドル規模の損失を出している。
同じく「Dust」で、ドレイク氏は次のようにラップしている:
同歌詞は、失墜した元FTX最高経営責任者を直接的に名指ししている。
サム・バンクマン=フリード氏は、FTX崩壊をめぐり2023年に有罪判決を受けた。約80億ドルの顧客資産が消失。同氏は現在、連邦刑務所で25年の実刑中で、2026年初めには再審請求が棄却された。
「仲間たち全員を解放してくれ」というフレーズは、バンクマン=フリード氏への大統領恩赦の可能性を巡る憶測が高まる中で登場。こうした議論は今年、暗号資産業界でも関心を集めている。
暗号資産コミュニティの一部では、ドレイク氏の歌詞をビットコインのカルチャー受容を示す強気なシグナルと見る向きもある。アーティストやアスリート、ブランドによる過去の言及同様、ビットコインはステータスの象徴として定着しつつある。
ドレイク氏がビットコインを題材にするのは初めてではない。BTCへの言及は、ヒップホップやポップ、エレクトロニック音楽の楽曲でここ10年近く続いている。ブームごとに著名人の注目がビットコインへと戻る傾向。
「Iceman」での名指しが価格動向に直結する可能性は低い。だが、BTC強気論者から失墜した創業者まで、暗号資産業界の主要人物が今や一般的なポップソングの歌詞に登場していることを示唆している。

