ウォール街で注目される複数の億万長者投資家が、2026年第1四半期13F報告書で1つの確信的な取引に集まった。ビル・アックマン氏、デイビッド・テッパー氏ら運用者がそれぞれアマゾン(AMZN)の保有比率を増やした。
開示資料によれば、アマゾンは複数のヘッジファンドのポートフォリオで上位を占めている。アマゾンは主要な提出書類の中で最も重複して過重保有されている銘柄となった。
パーシング・スクエアは第1四半期にアマゾン株184万株を追加取得。この買い増しでアックマン氏の保有比率は約19%上昇したと報告されている。
アマゾンは現在、ブルックフィールド、ウーバー、新規取得となるマイクロソフト株と並び、ファンドの主要開示保有銘柄の一つとなっている。
デイビッド・テッパー氏率いるアパルーサ・マネジメントは四半期中にアマゾン株をほぼ倍増させた。98%の増加で、アマゾンは同社最大の開示株式保有銘柄となり、時価は約9億ドル。
同ファンドはウーバーも242%増やし、台湾セミコンダクターの保有も拡大する一方、エヌビディア、アルファベット、アリババは縮小した。
ダニエル・ローブ氏、セス・クラーマン氏、チェイス・コールマン氏が率いるヘッジファンドも、アマゾンを米国株主要保有銘柄の一つに挙げている。
この重複は共通した投資姿勢を裏付ける。アマゾンの魅力は堅調なEコマースのキャッシュフロー、AI構築によるAWSクラウド需要、加速するデジタル広告収益にある。
アマゾン以外でも、AI関連プラットフォームや堅実な成長銘柄への傾斜が報告書から読み取れる。テッパー氏、コールマン氏、ローブ氏はアルファベット、エヌビディア、メタ・プラットフォームズ、台湾セミコンダクターも保有する。
ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイはアルファベット株を大幅に買い増し、バンク・オブ・アメリカ株は縮小。ビル・ゲイツ氏とクリス・ホーン氏はインダストリアルや鉄道、ビザのような高品質な決済関連銘柄に集中している。
13F報告書は45日遅れで提出される。またオプション、空売り、米国外の保有は含まれないため、現時点の取引価格動向とあわせて注視する必要がある。
それでもなお、アマゾンへの投資が第2四半期以降も継続するかは、クラウドの設備投資指針や広告収益傾向に左右される。AI成長銘柄とバリュー株の間で続く大規模な資金シフトも注目される。

