Figure AIのヒューマノイドロボット「F.03」が、10時間にわたる荷物仕分けライブ配信対決で人間のインターンに敗北した。
インターンのエイミ氏が、同社の主力ロボットより192個多く荷物を仕分けた。
Figure AIは、「人間対機械」チャレンジを実施し、AIと人間のどちらが優れているかを競った。ブレット・アドコックCEOによると、いずれもバーコードの認識、荷物のピックアップ、バーコード面を下にしてコンベヤーベルトへ配置する作業を、10時間継続して行った。
エイミ氏は、カリフォルニア州の労働法に基づき、食事と有給休憩をとった。なお、対戦相手がトイレ休憩に入ると、5時間経過時点でヒューマノイドが一時的にリードした。
それでも、最終的には人間側が勝利した。エイミ氏が1万2924個を仕分けた一方、F.03は1万2732個にとどまった。
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インターンは1個あたり2.79秒で作業した。F.03は1個あたり2.83秒で、僅差の遅れを示した。今回の対決は1シフトのみの条件だったことも付記する。
エイミ氏は指に血豆ができ、左前腕が骨折した感覚になったと述べている。一方、F.03は複数シフトをまたいで稼働可能なため、10時間の人間の優位が1週間単位でも維持されるとは限らない。
それでも結果は、現場作業ではブルーカラー労働者がわずかに優位性を保つ可能性を示唆する。オフィスワーカーへの影響はより目前に迫る。
マイクロソフトAI部門のムスタファ・スレイマンCEOは、AIが今後12~18カ月以内に大半の事務系専門職を自動化すると予測。弁護士、公認会計士、プロジェクトマネージャー、マーケターの分野を例示した。
両者の対比は鮮明だ。ヒューマノイドロボットは疲労気味のインターンと0.04秒差で敗北する一方、ソフトウェアエージェントはすでに知的作業に浸透しつつある。
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