OpenAIは、イーロン・マスク氏との法廷闘争で決定的な勝利を収めた数日後、早ければ今週金曜日にもIPO申請を行う準備を進めている。
ChatGPT開発元は、ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーと共に、非公開のS-1草案文書を準備している。
OpenAIは、早ければ今週金曜日にもIPO申請を行う見通しと、ウォール・ストリート・ジャーナルの独占報道で明らかになった。
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ChatGPT開発元は、ゴールドマン・サックスおよびモルガン・スタンレーの銀行家と共に、規制当局向けの非公開草案目論見書を作成している。
これは計画の大幅な前倒しである。当初2026年の報道では年末の上場を想定していたが、動きが加速している。
2026年5月18日、米国陪審は2時間弱の評議の末、マスク氏の訴えを全会一致で棄却。「カリフォルニア州の時効期間を過ぎて提出した」と判断した。
この判決により、OpenAIが本来の非営利目的から逸脱したとの主張も排除された。
本判決は、OpenAIの上場計画に重大な支障となる法的リスクが解消されたとの見方が広がっている。
ロイターは「IPOへの障害が取り除かれた」と伝え、WSJも道が開けたと指摘した。
OpenAIは2026年3月に1220億ドルの資金調達ラウンドを完了し、評価額は8520億ドルのポストマネーとなった。収益の急成長が続き、最近では月間実行収益が20億ドルを突破。特に企業導入が加速している。
上場が成功すれば1兆ドル超の企業価値を狙う可能性があり、史上最大規模のIPOの一角となる見通し。収益は企業導入拡大により、月20億ドルを上回るペース。
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マスク氏訴訟が決着したことでOpenAIのIPOが加速すれば、アンソロピックやスペースXの上場とあわせ、今年AI関連株に1千億ドルから2千400億ドル規模の機関投資資金流入が期待される。
ビットコインや暗号資産は、ナスダックおよびテック系センチメントと高い相関が観測されてきた。AI株への資金シフトで、リスク資産向け流動性が絞られるリスクがある。
今後数日から数週間以内に、SECへの非公開申請が正式確認される見込み。
マスク氏は控訴を表明しているが、直近の法的勝利によりOpenAIの立場は強化された。市場は、投資家心理がAI関連新興企業に移る中、暗号資産の短期的な値動きを注視する流れ。
この動きがAIセクターの実力を証明する半面、資金競合で当面ビットコインには重しとなる可能性がある。


