フォルド・ホールディングス(FLD)は水曜日に、平均価格7万1000ドルでビットコイン(BTC)を約4500万ドル分売却した。売却益のうち2000万ドルでビットコイン担保債務を返済し、2500万ドルを成長投資に充てた。
ナスダック上場のビットコイン金融サービス企業であるフォルドは、この動きにより担保付債務をすべて解消したと発表した。リボルビングクレジットファシリティには手を付けていない。
フォルドは水曜日の声明で、これらの取引内容を明かした。この発表を受け、FLD株はプレマーケットで140%近く上昇した。
売却時の平均価格7万1000ドルは際立つ水準だ。ビットコインの現在価格は約6万2200ドルで、過去30日間で23%下落している。フォルドの売却価格は現時点のスポット価格を約13%上回る。
この売却は、事業が目に見えて苦境にある中で行われた。第1四半期の決算では、売上高が前年同期比で21.1%減の560万ドルとなり、取引量も同期間に32%減少した。
市場全体も厳しさが続いている。ビットコインは最近6万ドル割れとなった後反発しているが、スポットETFは5月に23億ドルの純流出と、2026年で最大の流出規模を記録した。
BeInCryptoの6月の価格見通しでは、クジラによる分散売却リスクが指摘されている。
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フォルドは2月に6630万ドル分の転換社債を消却し、担保として差し入れていたビットコイン521BTCを回収したと、SECの提出書類で明らかにしている。6月の売却はこれに続くデレバレッジの一環となる。
今回生まれた余剰資金の多くは、5月27日に本格展開を始めたフォルド・ビットコインクレジットカード事業に投じられる。第1四半期末時点で流通枚数は1000枚超となった。
フォルドの施策は、ビットコイン資産を多く保有する企業全体の流れと一致する。
MARAホールディングスは3月にビットコイン1万5133BTCを約11億ドルで売却し、転換社債10億ドル分を償還した。この売却は上場企業のビットコイン保有ランキングにも影響を及ぼした。
一方、ビットコイン価格下落に伴い、企業の財務戦略としてのビットコイン需要も減速している。一部アナリストは、財務部門による売却が下落局面を深める可能性を指摘する。
フォルドは依然として相応のビットコイン保有を維持しているとするが、現時点の保有量は明らかにしていない。
Bitcoin Treasuriesのデータによれば、最高826BTC(約5130万ドル相当)を保有している可能性がある。
売上が縮小し、担保付債務も消滅した今、注目は計画の実現に移る。
今後数四半期で、2500万ドルの投資がクレジットカード事業の成長に結びつくかが問われる。

