ユーロが1ドル1.1607米ドル、スターリングが1.3448米ドルに強含む中、ドル指数は99.492に下落した。(ロイター)
香港:米国がイランとの和平合意に達したとのニュースが伝わり、原油価格が急落してリスク資産への需要が高まる中、米ドルは月曜日に主要通貨に対して10日ぶりの安値に下落した。
米国とイランの当局者は日曜日、両国間の戦争を終結させ、米国によるイランへの封鎖を解除し、ホルムズ海峡を再開通させる合意の枠組みに達したと発表した。原油価格は下落し、ブレント原油先物は4%超下落して1バレル83.82米ドルとなった。
しかし慎重姿勢も残った。ドナルド・トランプ大統領は日曜日、ニューヨーク・タイムズ紙に対し、イランが米国との最終的な核合意に達しない場合、テヘランへの軍事攻撃を再開するか、あるいは地域収益の20%と引き換えに米国を「中東の守護者」とすると語った。
ユーロはアジア市場でここまで0.35%上昇し1.1607米ドル、スターリングは0.3%上昇して1.3448米ドルとなった。
リスク感応度の高い豪ドルは0.50%上昇して0.7075米ドル、ニュージーランドドルは0.4%上昇して0.5854米ドルとなった。
円やユーロなど主要通貨に対するドルの強さを示すドル指数は0.31%下落して99.492となり、6月5日以来の最安値を記録した。
「今後数セッションにわたってドルが下落するとみている。豪ドルや円などリスク通貨がやや上昇する可能性もある。ただ、大きな動きは見込んでいない」と、シドニーのATFXグローバルのチーフマーケットストラテジスト、ニック・トワイデール氏は述べた。
「海峡が実際にどれだけ早く再開通するか、また原油の流通が本当に正常に戻るまでどれくらいかかるかについては、様子見の姿勢が続くだろう。数週間ではなく、数ヶ月はかかることは確かだ。」
日本円は160.150円まで下落し、当局介入の一線と広く見なされている160円水準付近での推移が続いた。
日本銀行は6月16日に終了する2日間の会合で、31年ぶりの高水準となる利上げを決定し、中東での戦争によるインフレリスクへの対応に注力しながら、総裁の一時不在にひるむことなく借入コストの引き上げを継続する姿勢を示す見通しだ。
この決定により、日銀は欧州中央銀行を含む他の中央銀行と足並みをそろえることになる。欧州中央銀行は木曜日に期待されていた利上げを実施した。


