インド、車両用燃料として100%エタノールの規制枠組みを承認。輸入ガソリンではなくバイオ燃料で走る自動車の道を開いた。
ニティン・ガドカリ運輸・道路交通相が関連文書に署名。今回の決定はイラン戦争による輸入コスト増加への対応となる。
ガドカリ運輸・道路交通相がイベントで決定を発表。同氏は今後、国内燃料の生産拡大やガソリン・ディーゼルに代わる現実的な代替策の構築を目指すと述べた。
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E100はほぼ純粋なエタノールを指す。これを燃焼させるには専用設計のエンジンが必要であり、自動車メーカー各社が現在開発を進めている。
マルチ・スズキはフレックス燃料対応のWagonRを披露済み。Hero MotoCorpはエタノール対応バイク2車種を発売済み。ガドカリ運輸・道路交通相によると、トヨタ、スズキ、現代自動車、MGも今後約6週間以内に追随する予定。
インドは消費燃料の約85%を輸入に依存。その構造は、2月28日に米国とイスラエルがイランを攻撃した後、コスト高要因となった。
同紛争でホルムズ海峡が閉鎖。インドは原油の約半分とガスの大半をこのルートに依存してきた。
戦争による供給減でニューデリー当局は複数の対応策を発動。5月にはナレンドラ・モディ首相が市民に燃料使用の削減や在宅勤務を推奨した。
米国依存も強まる。ワシントンは5月、63万トンのLPGを供給。これは中東湾岸諸国全体(38万トン)に対しおよそ60%多い。米国のLNG供給も同月90万トンに達した。
エタノール活用の決定は、こうした流れをさらに強める。国内生産バイオ燃料の拡大で、原油価格変動への感応度を抑制できる見込み。農産物原料への新規需要も生まれる。
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