エリック・トランプ氏は、UFC解説者のダニエル・コーミエ氏にホワイトハウスでの試合の八百長の有無を尋ねたとされる、SNSで拡散されたスクリーンショットについて、AI生成による偽物と否定している。コーミエ氏は問題のメッセージを投稿後、数分で削除し、その後騒動への疑問を呈した。
論争は、6月14日にホワイトハウス南庭で開催された「UFCフリーダム250」をめぐり発生した。両者ともプラットフォームのデータは提示していないため、やり取りの真偽は未解決のまま。
このスクリーンショットには、インスタグラム風のチャットでエリック・トランプ氏がコーミエ氏に試合前の有利な情報を求めているような様子が映されていた。
同氏は負傷情報や賭けについて、さらには特定の試合での八百長の有無を尋ね、ディエゴ・ロペスのフェザー級の試合を名指しして「$$」の記号も添えていたとされる。
元2階級制覇王者でUFC主任アナリストのコーミエ氏は、自身は賭けができないこと、そして何も八百長は行われていないと返信した。
この試合は、建国250周年と大統領80歳の誕生日を祝うトランプ氏関連のホワイトハウスイベント内で実施された。
同氏が言及した試合は実在している。元2度のタイトル挑戦者ロペスは、6月14日の南庭イベントでスティーブ・ガルシアを第2ラウンドでKOし、カードの幕開けを飾った。
エリック・トランプ氏はX(旧ツイッター)上でUFCやダナ・ホワイトCEOをタグ付けして直接言及した。
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ウォール・ストリート・ジャーナルの取材でも、やり取り自体を否定した。
トランプ・オーガニゼーションのコミュニケーションディレクター、キンバリー・ベンザ氏も画像が捏造であると主張した。
一方で、MMA記者のアダム・マーティン氏はコーミエ氏の投稿を削除前にリアルタイムで確認したと述べ、コミュニティノートでは「投稿を削除した事実だけでは偽物と断定できない」と解説された。
UFCはこれまでに公式コメントを出していない。
トランプ氏の「AIによる偽造」主張は荒唐無稽とは言えない。AIディープフェイクによる誤情報は急拡大しており、ディープフェイクが絡む暗号資産詐欺による損失は2025年第1四半期だけで2億ドル超に達した。
こうした疑惑のメッセージは、現実世界の出来事に対する賭けを巡る監視強化の最中で浮上した。
最近ポリマーケットのあるトレーダーはグーグル検索への賭けで約100万ドルを得ており、不審な払い戻しが続いたことから、各プラットフォームは予測市場のインサイダールールを強化している。

