Binance(バイナンス)の代替取引所おすすめ8社を比較:誰も公表しない「たった1つの数字」
今回比較したBinanceの代替取引所のなかで、私たちの一番のおすすめはMEXCです。Binanceの現物手数料がメイカー・テイカーともに0.100%であるのに対し、MEXCはメイカー0.0000%、テイカー0.0500%です。
この結論は、米国・英国・欧州経済領域(EEA)以外にお住まいのトレーダーを対象としています。
EEA居住者は、代わりに欧州証券市場監督局(ESMA)の暗号資産市場規制(MiCA)登録簿に掲載された認可事業者から選んでください。米国居住者は、Coinbase、Kraken、Binance.USを比較してください。
Key Takeaways
- 今回比較したBinanceの代替取引所のなかで、一番のおすすめはMEXCです。現物メイカー手数料は、Binanceの0.100%に対してMEXCは0.0000%です。
- Binanceは2026年7月1日、EEA居住者向けの新規登録、入金、現物注文、Earn(資産運用)商品の提供を停止しました。ただし出金は引き続き可能で、期限も発表されていません。
- Binanceの現物テイカー手数料はVIP 3まで0.100%のまま変わりません。VIP 3になるには、1回の30日間で2,000万ドルの取引高が必要です。
- MEXCの先物手数料は、取引の薄いペアではテイカーで最大0.100%に達し、Binanceの標準料率を上回ります。取引する契約ごとに手数料を確認してください。
- MEXCはMiCAの認可を受けておらず、ESMAの不適合事業者登録簿に掲載されています。そのため、EEA居住者は認可事業者の登録簿から選ぶべきです。
- 米国居住者はBinance.com、MEXC、KuCoin、Bybit、Bitgetを利用できないため、Coinbase、Kraken、Binance.USを比較してください。
なぜいま多くのBinanceユーザーが代替取引所を探しているのか
世界最大の取引所からユーザーが離れていく理由は3つあり、それぞれが重なることはほとんどありません。
1つ目は、そもそもサービスを利用できるかどうかです。
2026年7月1日、BinanceはEEAでの新規登録の受付を停止し、既存のEEA顧客についても入金、現物の新規注文、Earn商品とステーキング商品を停止しました。6月24日にギリシャでのMiCAライセンス申請を取り下げた後のことです。
2つ目は、より広い意味での法域の問題です。Binance.comはこれまで一度も米国居住者にサービスを提供したことがなく、ほかにもいくつかの市場で、長年のあいだに利用が制限されたり、サービスが撤回されたりしてきました。
3つ目の理由は、最も見過ごされがちなものです。一般的なアカウントでは、手数料ティアがまったく動かないのです。
Binanceが公表している現物手数料表では、30日間の取引高が100万ドル未満のアカウントはすべて、メイカー0.100%、テイカー0.100%です。
VIP 1になるには、30日間で100万ドルの取引高に加えて、5 BNB以上の残高が必要です。それでも下がるのはメイカー手数料だけで、0.090%になるにすぎません。
テイカー手数料が0.100%を下回るのはVIP 3からで、その条件は30日間で2,000万ドルの取引高と100 BNBです。
ほとんどの個人トレーダーは、Binanceをどれだけ長く使い続けても、現物のテイカー手数料の割引を受けられません。
MEXCの見解
この比較記事を公開しているのは私たちであり、私たち自身も比較対象のひとつです。だからこそ、ランキングの中に埋もれさせず、私たちの立場をはっきりお伝えします。
このカテゴリーで最も報じられていない数字は、表示手数料率そのものではありません。
表示手数料率が変わるまでにどれだけ取引しなければならないか、という数字です。そして、これを横並びで公表しているところはほとんどありません。
私たちは、取引高に応じたティア制とは逆の発想で手数料体系を設計しました。メイカー手数料0.0000%は初回取引から適用され、MX控除を有効にすればテイカー手数料が20%割引になります。クリアすべき条件はありません。
これはキャンペーンではなく、意図的なトレードオフです。そしてこれこそが、最初のテイカー割引に月間2,000万ドルの取引高が必要なプラットフォームよりも、中規模のトレーダーにはMEXCの方が有利だと私たちが考える唯一の理由です。
一方で、私たちが多くの読者にとって適切な選択肢ではないことも事実です。入金した後で気づかれるより、私たち自身のページで先にお伝えしたいと考えています。
私たちはMiCAに基づく認可を受けておらず、2025年9月のオランダ金融市場庁(AFM)の決定を受けて、ESMAの不適合事業者登録簿に掲載されています。また、日本の金融庁(FSA)が公表している「無登録で暗号資産交換業を行う者」の一覧にも掲載されています。
米国および英国の居住者にはサービスを提供していません。
作り手自身の弱点を隠す比較記事に、読む価値はありません。だからこそ、私たちの弱点もほかのプラットフォームと同じく表に載せています。
MEXC:手数料と取扱銘柄を理由にBinanceを離れるトレーダーへの一番のおすすめ
このセクションは、次のような読者を想定しています。
米国・英国・EEA以外にお住まいで、年間の取引額は数千万ドルではなく数十万ドル程度。しかも、取引する銘柄のかなりの部分が時価総額上位200位の圏外という方です。
Binanceでは標準ティアから抜け出せずにメイカー・テイカーともに0.100%を支払うことになり、本当に取引したいトークンが上場していないこともよくあります。
MEXCの手数料体系はどこが違うのか
MEXCの現物メイカー手数料は、標準ティアで0.0000%です。取引高の条件はなく、トークン残高を維持する必要もありません。
テイカー手数料は0.0500%で、MX控除を有効にするとさらに20%割引され、0.0400%になります。
割引を受けるために、ティアを上がっていく必要はありません。
公式ページで確認できること
MEXCの公式手数料ページには、現物ペアが1ページ10行で207ページ、USDT-M無期限先物ペアが103ページにわたって掲載されています。つまり、現物は2,060ペア以上、無期限先物は1,020ペア以上をカバーしていることになります。
先物では、BTCUSDT無期限先物に特別料率が適用され、メイカー0.000%、テイカー0.020%です。ETHUSDTとGOLD(XAU)USDTは、メイカー0.000%、テイカー0.010%です。
MSFTUSDTやAMZNUSDTをはじめとする複数の株式無期限先物には、メイカー・テイカーとも「手数料0」と表示されています。
1年間で実際にかかるコスト
毎月50万ドル、年間にして600万ドルの現物取引を行うトレーダーを例に考えてみましょう。
主にメイカーとして取引する場合、Binanceの標準ティアでは年間6,000ドルかかりますが、MEXCではゼロです。
主にテイカーとして取引する場合は、Binanceで6,000ドル、MEXCで3,000ドルです。
両プラットフォームのトークン割引を適用すると、BinanceのBNB割引料率0.07500%では4,500ドル、MEXCの0.0400%では2,400ドルになります。
私たちにとって最も不利なシナリオでも、同じ取引高で年間2,100ドルの差があります。
この主張が当てはまらない場面
MEXCの先物手数料は一律ではなく幅があり、公式ページではテイカー手数料が0.000%から最大0.100%までと表示されています。
その上限は、BinanceのUSDT-M先物の標準テイカー料率0.0500%の2倍にあたります。
デリバティブでのコスト優位は、BTC、ETH、ゴールドといった主要な無期限先物では確かに存在しますが、取引の薄い契約では逆転することがあります。ポジションサイズを決める前に、そのペアの手数料を確認してください。
規制下の取引所を必要とする場合も、MEXCは適していません。MiCAの認可を受けておらず、ESMAの不適合事業者登録簿に掲載されており、日本の金融庁の無登録業者リストにも掲載されています。
MEXCにおける資産の保管や保護の仕組みを理解したい方は、入金する前にMEXCは安全なのかを解説した記事をお読みください。
2つのプラットフォームを項目ごとに比べたい方は、MEXCとBinanceの比較記事をご覧ください。
Binanceはまだ使えるのか、そして代替取引所はあなたを受け入れるのか
トップに挙げたプラットフォームで法的に口座を開設できないのであれば、「Binanceの代わりにおすすめの取引所」リストはどれも役に立ちません。
ここまでの内容がそもそもご自身に当てはまるかどうかは、以下のチェックで決まります。
| プラットフォーム | 米国 | 英国 | EEA(MiCA) |
| MEXC | 利用不可 | 利用不可 | 認可なし。ESMAの不適合事業者登録簿に掲載 |
| Binance.com | 利用不可 | 制限あり | 2026年7月1日からサービス停止中 |
| Binance.US | ほとんどの州で利用可能 | 利用不可 | 利用不可 |
| Coinbase | 利用可能 | 利用可能 | 認可済み。ESMA登録簿で要確認 |
| Kraken | 利用可能。米国顧客には先物の提供なし | 利用可能 | 認可済み。ESMA登録簿で要確認 |
| OKX | 米国は別法人 | 制限あり | 認可済み。ESMA登録簿で要確認 |
| Bybit | 利用不可 | 制限あり | 別のEU法人(デリバティブの提供なし) |
| Bitget | 利用不可 | 制限あり | 入金前にESMA登録簿で要確認 |
| KuCoin | 利用不可 | 制限あり | 入金前にESMA登録簿で要確認 |
上記の状況は、2026年8月31日時点で各プラットフォームの公式利用規約、ヘルプセンター、公開されている規制関連の発表と照合して確認したものです。認可状況は変わることがあります。資金を移す前に、ESMAの最新の登録簿で現在の登録内容を確認してください。
EEA・EUのユーザーへ:2026年7月1日に何が変わったのか
MiCAの経過措置は、延長されることなく2026年7月1日に終了しました。同日以降、EEAの顧客にサービスを提供する事業者には、加盟国の規制当局による認可が必要になっています。
EEA居住者向けの新規登録、入金、現物の新規注文、Earn商品は停止されましたが、出金は引き続き可能です。Binanceはこの措置を、撤退ではなく一時停止だと説明しています。
2026年8月中旬の時点でも、BinanceはESMAの認可事業者登録簿に掲載されておらず、フランスを通じて2度目のライセンス取得を目指しているものの、時期は確定していないと報じられています。
EEA居住者の方は、本記事も含め、ランキングから乗り換え先を選ばないでください。
ESMAの公式MiCA登録簿で運営法人を検索し、カストディ(資産保管)だけでなく、取引プラットフォーム運営の認可を受けているかを確認してください。
MEXCはMiCAの認可を受けておらず、2025年9月のオランダAFMの決定を受けて、ESMAの不適合事業者登録簿に掲載されています。
入金した後で知ることになるよりも、ここで先にお伝えしておきたいと考えています。
米国のユーザーへ:選択肢は報道から受ける印象よりも限られています
この比較に登場するプラットフォームの多くは、MEXCを含め、米国居住者の口座開設をまったく受け付けていません。
このセクションは情報提供のみを目的としており、口座開設を勧めるものではありません。
米国で現実的な候補は、Coinbase、Kraken、Binance.USです。Binance.USはBinance.comとは別の会社で、米国居住者が利用できる唯一のBinanceブランドのサービスです。
コスト面で現在最も攻めているのはBinance.USで、2026年に現物ペアの手数料をメイカー0%、テイカー0.02%に引き下げました。
KrakenとCoinbaseは、どちらもエントリーティアの手数料がかなり高いものの、米国のライセンスを保有し、手数料体系を公開しています。
ベーシスポイント単位で手数料を比べる前に、州ごとの利用可否、保険で保護された法定通貨の入出金手段、税務申告への対応を比較してください。
Binanceの代替取引所おすすめ8社を比較:5つの観点
Binanceを離れるほぼすべての人にとって、選択を左右するのはこの5つの観点です。比較表を5項目にとどめているのはそのためです。
表示手数料率よりも、現実的に到達できる割引の方が重要です。そのため、この項目は脚注ではなく独立した列にしています。
| プラットフォーム | 現物手数料(標準ティア) | 先物手数料(標準ティア) | 実際に到達できる最初の割引 | 米国/英国/EEA | おすすめの用途 |
| MEXC | メイカー0.0000%、テイカー0.0500% | ペアにより、メイカー0.000%〜0.040%、テイカー0.000%〜0.100% | MX控除で20%割引、取引高の条件なし | 不可/不可/認可なし | 低コストの現物取引と幅広い取扱ペア |
| Binance | メイカー0.100%、テイカー0.100% | USDT-M先物でメイカー0.0200%、テイカー0.0500% | BNB割引で現物25%割引。テイカーのティアには取引高2,000万ドルが必要 | 不可/制限あり/停止中 | 主要ペアの板の厚みと流動性 |
| OKX | メイカー0.080%、テイカー0.100% | メイカー0.020%、テイカー0.050% | OKBの保有で、それに見合う取引高がなくてもティアが上がる | 別法人/制限あり/認可済み | 取引とセルフカストディを1つのアカウントで |
| Bybit | メイカー0.100%、テイカー0.100% | メイカー0.020%、テイカー0.055% | VIP 1には約25万ドルの資産または1,000万ドルの取引高が必要 | 不可/制限あり/EU法人、デリバティブなし | デリバティブの約定品質と取引画面の使いやすさ |
| Bitget | メイカー0.100%、テイカー0.100% | メイカー0.020%、テイカー0.060% | 先物テイカー手数料はVIP 2まで下がらない | 不可/制限あり/要確認 | コピートレードと豊富な無期限先物市場 |
| KuCoin | Class Aペアでメイカー0.100%、テイカー0.100% | メイカー0.020%、テイカー0.060% | KCS手数料控除の設定で現物20%割引、取引高の条件なし | 不可/制限あり/要確認 | 豊富なアルトコインと到達しやすいトークン割引 |
| Kraken Pro | Tier 1でメイカー0.40%、テイカー0.80% | Tier 1でメイカー0.02%、テイカー0.05% | 取引高1万ドル、またはプラットフォーム上の保有資産2万ドルでTier 3 | 可(先物なし)/可/認可済み | 規制下でのアクセスと最も到達しやすいティア体系 |
| Coinbase Advanced | エントリーティアでメイカー0.40%、テイカー0.60% | ほとんどの地域で提供なし | 30日間の取引高約1万ドルで次のティア | 可/可/認可済み | 米国の法定通貨入出金と上場企業としての情報開示 |
データは2026年8月31日時点で、各プラットフォームの公式手数料表、ヘルプセンター、利用規約と照合して確認したものです。MEXCとBinanceの数値は、それぞれの公式手数料ページを日付入りで保存したキャプチャから読み取りました。手数料は予告なく変更されることがあります。取引前にプラットフォーム上で確認してください。
1点だけ補足が必要な項目があります。
Krakenの現物基本手数料は、ほかのサイトではメイカー0.25%、テイカー0.40%とよく紹介されていますが、これは2026年7月9日に施行されたクロスプラットフォームの手数料ティア変更より前の数値です。
Kraken自身の手数料表に掲載されている現在のTier 1の料率は、メイカー0.40%、テイカー0.80%です。
2度読む価値があるのは、「実際に到達できる最初の割引」の列です。
KrakenとCoinbaseはエントリー時の手数料が最も高いものの、30日間の取引高がそれぞれ2,500ドル、1万ドルに達すれば手数料が1段階下がります。アクティブな個人アカウントなら1カ月でクリアできる水準です。
BinanceとBybitはエントリー時の手数料がはるかに低い一方、テイカー手数料が少しでも動くには1,000万ドル単位の取引高が求められます。
MEXCとKuCoinは、初回取引から使えるトークン控除に割引をひも付けることで、ティア制そのものを回避しています。
Binanceからの乗り換えに限らない幅広い比較は、2026年版のおすすめ暗号資産取引所ランキングをご覧ください。
Binanceの競合取引所をプラットフォーム別に解説
OKX
中央集権型の取引とオンチェーンでの活動を1つのログインで済ませたいなら、OKXは最もBinanceに近い乗り換え先です。
メリット
- 現物メイカー手数料0.080%は、Binance、Bybit、Bitget、KuCoinがいずれも設定している標準の0.100%を下回ります。
- OKBを保有すれば、それに見合う取引高がなくても通常の手数料ティアを上がれます。
- zk-STARKによる証明を用いた準備金証明(PoR)レポートを公開しています。
- MiCAの認可を受けており、EEAにお住まいの方には重要なポイントです。
デメリット
- 最初から完全な本人確認が必要で、本人確認なしで実質的に使える段階はありません。
- デリバティブの利用は、いくつかの法域で制限されているか、上限が設けられています。
- 取引、ステーキング、オプション、Web3ツールまで製品の幅が広く、最初の1週間は覚えることがかなり多くなります。
Bybit
Bybitは、Binanceを離れる理由がコストではなく無期限先物の約定品質にあるトレーダー向けの選択肢です。
メリット
- マッチングエンジンとデリバティブの取引画面は、スピードとわかりやすさの点で第三者のレビューで高く評価されています。
- コピートレードや自動売買ツールは後付けではなく、成熟した機能です。
- 別のEU法人がMiCAの認可のもとで運営されています。
デメリット
- 先物テイカー手数料0.055%は、標準ティアではBinance、OKX、Krakenより高い水準です。
- VIP 1には約25万ドルの資産、または30日間で1,000万ドルの先物取引高が必要なため、ほとんどのアカウントは標準料率のままです。
- EU法人ではデリバティブが提供されておらず、そこを利用する最大の理由がなくなっています。
- Bybitは2025年12月に日本居住者向けサービスの終了を発表し、2026年中に段階的な提供終了を完了しました。
Bitget
Bitgetは最も幅広い市場を持つ代替取引所で、商品数だけで見れば最もBinanceに近いと感じられる取引所です。
メリット
- 中央集権型取引所のなかでも屈指の数の無期限先物市場を上場しており、コモディティの無期限先物も含まれます。
- コピートレードはBitgetの中核商品のひとつで、現物・先物にわたってフォローできるトレーダーの一覧が大規模に公開されています。
- マークルツリーを用いた準備金証明レポートを毎月公開しています。
デメリット
- 先物テイカー手数料0.060%は、KuCoinと並んで今回の比較で最も高い水準です。
- 最初のVIPランクでは先物テイカー手数料は下がらず、下がるのはVIP 2からです。
- Bitgetの無期限先物ラインナップを取り上げたレビューでは、流動性が主要な契約に集中していると指摘されています。
- Bitgetは日本からの撤退を進めており、すでに新規登録を停止しているほか、2026年11月1日から「決済のみ」モードに移行する予定です。
KuCoin
KuCoinは取扱銘柄の幅広さではMEXCと似た立ち位置にありますが、その土台となる手数料体系は異なります。
メリット
- 取扱資産は1,000種類以上にのぼり、早期上場に長年力を入れてきました。
- KCS手数料控除を有効にすると、取引高の条件なしで現物手数料がすぐに20%割引されます。
- 取引ボットやレンディングが、現物・先物と同じアカウントにまとまっています。
デメリット
- 0.100%という表示手数料率が適用されるのはClass Aペアだけで、Class BやClass Cのペアはかなり割高です。
- KCS割引は先物にはまったく適用されません。
- 2026年初めにプラットフォーム全体で完全なKYCが必須になったため、本人確認を最小限に抑えて使う方法はありません。
Kraken
Krakenは、Binanceを離れる理由がお金ではなく規制面にある人向けの代替取引所です。
メリット
- MiCAの認可を受けているほか、米国と英国の規制の下で運営されており、長年にわたるコンプライアンスの実績を公開しています。
- 手数料ティアは現在、30日間の取引高とプラットフォーム上の保有資産のうち有利な方で判定されるため、残高が2万ドルあれば取引しなくてもTier 3に到達できます。
- Tier 1の先物手数料はメイカー0.02%、テイカー0.05%で、今回の比較で最も安い水準に並びます。
- 準備金証明の先駆けであり、長い運営実績があります。
デメリット
- Tier 1の現物手数料はメイカー0.40%、テイカー0.80%で、Krakenの現物テイカー手数料は今回の比較で最も高くなっています。
- 「Instant Buy」の画面では、1%の取引手数料に加えて、事前に公表されない幅のスプレッドがかかります。しかも、そこでの取引高はティア判定にカウントされません。
- 米国、カナダ、ニュージーランドの顧客は先物を利用できません。
Coinbase
Coinbaseは米国居住者にとっての定番ですが、コストを重視する人にとっては今回の比較で最も高くつく選択肢です。
メリット
- 上場企業として監査済みの財務諸表を公開しています。今回比較したオフショアの取引所は、どこもこれを行っていません。
- 米国の法定通貨の入出金手段は、今回のどのプラットフォームよりも確立されており、ACH送金は無料です。
- EEAの顧客向けにMiCAの認可を取得しています。
デメリット
- Advancedのエントリーティアの手数料はメイカー0.40%、テイカー0.60%で、Binanceの標準メイカー料率の4倍、テイカー料率の6倍です。
- シンプルな取引画面では、表示される手数料に加えてスプレッドが上乗せされ、相場が荒れるとその幅が広がります。
- 手数料表の全体を見るにはサインインが必要なため、事前の比較が本来よりも難しくなっています。
- 取扱トークンの数は、この表にあるどのオフショアの取引所と比べても限られています。
用途別に見るBinanceのおすすめ代替取引所
Binanceを丸ごと置き換えられるプラットフォームはありません。Binanceは、1つのログインを共有する5つのサービスの集合体だからです。
まずは5つのうち実際にどれを使っていたのかを整理し、用途ごとに選びましょう。
多数のペアでの現物取引
MEXCは自社の手数料ページに2,060以上の現物ペアを掲載しており、KuCoinは1,000種類以上の取扱資産を公開しています。
KuCoinはペアがクラス分けされているため、表示手数料率がすべてのペアに適用されるわけではありません。コストを見積もる前に、そのペアのクラスを確認してください。
無期限先物
Binance、OKX、Krakenは、標準ティアでいずれもテイカー0.050%です。MEXCは主要な無期限先物でそれを下回り、BTCは0.020%、ETHは0.010%です。
BitgetとKuCoinは0.060%で、MEXCの取引の薄いペアではさらに高く、最大0.100%になることがあります。
新規上場銘柄への早期アクセス
ここはMEXCとKuCoinが真っ向から競う領域であり、規制下のプラットフォームが構造的についていけない分野です。ライセンスの下では、上場審査のサイクルが長くなるためです。
上場が速いということは審査が少ないということであり、そのトレードオフこそがこのカテゴリーの本質です。
Earnとステーキング
ここで紹介したどのプラットフォームも何らかの形で提供していますが、正直な比較のポイントは表示上の年間利回り(APY)ではなく、その利回りがキャンペーンによるものかどうか、そしてロック期間がどれくらい続くかです。
比べるべきなのは宣伝用の数字ではなく、規約のページです。
カードと法定通貨の入出金
銀行との連携ではCoinbaseとKrakenがリードしています。カードが使えるかどうかは国によって大きく異なり、どんなランキングもあなたの国籍次第で当てにならなくなります。
取引所の手数料比較の記事では、これらのコストがプラットフォームごとにどう積み重なるかを、さらに詳しく解説しています。
トークンスワップに使えるBinanceの代替手段
「トークンスワップに使えるBinanceの代替」を探している人が求めているものは、たいてい次の2つのどちらかです。
オンチェーンでスワップしたいのであれば、中央集権型取引所はそもそも答えになりません。セルフカストディ型ウォレットと分散型取引所の組み合わせが適したツールです。
その場合のコストは、公表されたメイカー・テイカー手数料ではなく、スプレッドとネットワーク手数料です。しかも、署名する前にそれが見えることはまれです。
板の読み方を覚えずに2つのトークンをすばやく交換したいだけなら、中央集権型取引所の即時変換機能が同じ役割を果たし、すべてのコストを含んだ価格を提示してくれます。
多くの人が見落としている、もっと安い3つ目の選択肢があります。
メイカー手数料0.0000%のプラットフォームで板に指値注文を置いておけば、必要なのは待つことだけで、コストはかかりません。流動性の高いペアなら、スワップのスプレッドや変換の提示価格をたいてい下回ります。
Binanceの代替アプリ:ダウンロード前に確認すべきこと
アプリが使えるかどうかは、ウェブ版が使えるかどうかと一致しません。多くの人はインストールしてからそれに気づきます。
グローバルのダウンロードページではなく、ご自身の国のアプリストアの掲載ページを確認してください。ウェブサイトが使えるかどうかとは関係なく、プラットフォームのアプリは国ごとのストアから個別に削除されることがあるためです。
MEXCのモバイルアプリは、ウェブサイトにはアクセスできるにもかかわらず、日本のアプリストアから削除されています。これはまさに、グローバルなランキングでは見えなくなるギャップです。
機能に差がないかも確認してください。地域ごとのアプリでは、デリバティブ、Earn、カードの機能が真っ先に削られます。
さらに、インストールするアプリがその企業自身によって公開されたものかどうかを確認してください。この検索キーワードでは、偽の取引所アプリや偽のサポートアカウントがよく見られます。
それでもBinanceが優位な分野
今回の比較結果がどうであれ、Binanceを最大の取引所に押し上げた分野で同社がリードしているという事実は変わりません。
主要ペアの板の厚みは業界屈指で、大口注文ではその厚みの方が、ここで取り上げたどの手数料差よりも価値があります。
製品エコシステムは最も充実しており、現物、マージン取引、4種類の先物、オプション、Launchpool、カード、決済までを1つのアカウントでカバーしています。
法定通貨の対応範囲も、今回比較した多くのプラットフォームより多くの通貨と現地の決済手段に及びます。
Binanceには、私たちには真似できない強みもあります。それは予測可能性です。
Binanceの先物手数料は一律で、すべてのUSDT-M先物ペアでメイカー0.0200%、テイカー0.0500%、USDC-M先物ペアではメイカー0.0000%、テイカー0.0400%です。
MEXCの先物手数料はペアごとに異なるため、特別料率の対象外の契約では、Binanceの方が予測しやすく、しかも安いことが少なくありません。
Binanceから暗号資産を移す3つのステップ
ステップ1:まずポジションを決済し、運用商品を解約する
ロック中のEarn、ステーキング、Launchpoolのポジションはロック期間中は出金できないため、送金の計画を立てる前に解約してください。
始める前に、Binanceの出金限度額と所要時間のガイドで、アカウントレベルごとに何を想定しておくべきかを確認しておきましょう。
早期解約によって、それまでに発生した報酬が失われないかも確認してください。
ステップ2:送金元と送金先でネットワークを一致させる
資金を失う最も一般的なパターンは、受け取り側のプラットフォームがその資産の入金に対応していないネットワークを、送金元で選んでしまうことです。
まず送金先の入金ページを開いてそこからアドレスをコピーし、それと完全に一致するネットワークを送金元で選択してください。
XRP、XLM、EOS、TONなどの資産は、アドレスに加えてMemoまたはTagが必要です。入力を忘れると、即時に入金されず、手動での復旧申請が必要になるのが一般的です。
手数料の安いネットワークを使う価値は十分にあります。TRONやSolanaでのステーブルコイン送金は、Ethereumで同じ送金をする場合のごく一部のコストで済むのが一般的です。
ステップ3:まずテスト送金をしてから残りを送る
まず許容される最小額を送金し、入金が反映されたことを確認してから残高を移しましょう。
送金先の最低入金額も確認してください。それを下回る金額は、自動的に入金されない場合があります。
BinanceからMEXCへUSDTを送金する方法のステップ別ガイドでは、両方のプラットフォームの画面を順を追って解説しています。
新しくアカウントを開設する方は、入金する前にMEXCのKYC要件と出金手続きも確認しておくと、後で慌てずに済みます。
結局、どのBinance代替取引所を選ぶべきか
米国・英国・EEA以外にお住まいで、コストや取扱銘柄を理由にBinanceを離れたのなら、答えはMEXCです。
現物メイカー手数料0.0000%は初回取引から適用され、上がるべきティアもありません。現物の取扱ペアは2,060を超え、主要な無期限先物の手数料は今回の比較で最も安い水準です。
アカウントを開設したら、まず少額をテスト送金し、ポジションを大きくする前に取引するペアの手数料を確認してください。
EEAにお住まいなら、ESMAの登録簿を出発点にして、そこから選んでください。この記事のほかのどの内容よりも、それが優先されます。
米国にお住まいなら、州ごとの利用可否と法定通貨の入出金手段をもとに、Coinbase、Kraken、Binance.USを比較してください。
どこにお住まいであっても規制下の取引所が必要なら、今回の中で公開されたライセンス実績が最も長いのはKrakenとCoinbaseの2社です。その代わり、エントリーティアでは高い手数料を払うことになります。
Binanceを離れた理由がコストではなくデリバティブの約定品質なら、BybitとOKXの方が適しています。
そして、Binanceに満足していて地域の規制だけが理由で離れたのなら、恒久的に乗り換えると決める前に、BinanceのEUでの2度目のライセンス申請の行方を見守るとよいでしょう。
Binanceに限らず取引所を比較したい方は、暗号資産取引所の代替先を網羅したガイドもあわせてご覧ください。
Frequently Asked Questions
Binanceの代わりになるおすすめの取引所は?
お住まいの地域と、Binanceを離れる理由によって異なります。
米国・英国・EEA以外で低コストの現物取引をしたいなら、メイカー手数料0.0000%のMEXCが今回の比較での一番のおすすめです。
EUでBinanceはまだ使えますか?
既存のEEAユーザーは引き続き資金を出金でき、期限も発表されていません。
新規登録、入金、現物の新規注文、Earn商品は、2026年7月1日から停止されています。
米国で使えるおすすめのBinance代替取引所は?
米国居住者にとっての主なライセンス取得済みの選択肢は、Coinbase、Kraken、Binance.USです。
MEXCを含め、今回比較したオフショアのプラットフォームの多くは、米国居住者の口座開設を受け付けていません。
手数料が最も安いBinanceの代替取引所は?
現物では、メイカー0.0000%、テイカー0.0500%のMEXCが、今回の中で最も低い標準料率です。
先物では、Binance、OKX、Krakenがいずれもテイカー0.050%で、MEXCが安いのは主要な無期限先物に限られます。
トークンスワップに使えるBinanceの代替手段はありますか?
オンチェーンでスワップするなら、中央集権型のプラットフォームではなく、セルフカストディ型ウォレットと分散型取引所を使いましょう。
単純なトークン同士の交換なら、メイカー手数料0.0000%での指値注文の方が、スワップの提示価格より安く済むのが一般的です。
Binance Cardの代わりになるカードは?
カードを発行している取引所はいくつかありますが、利用できるかどうかは国ごとに異なり、どこでも使えるわけではありません。
申し込む前に、対応国のページでご自身の居住国が含まれているかを確認してください。
モバイル取引におすすめのBinance代替アプリは?
ウェブサイトが使える地域でもアプリは地域単位で削除されることがあるため、まずご自身の国のアプリストアを確認してください。
たとえば、MEXCのアプリは日本のアプリストアでは入手できません。
Binanceから暗号資産を移すにはどうすればいいですか?
ロック中のEarnのポジションを解約し、送金先のプラットフォームで入金アドレスとネットワークをコピーしてから、まず少額のテスト送金をしてください。
資産によって必要な場合は、MemoまたはTagも入力してください。
Binanceの代替取引所は安全ですか?
安全性は取引所によって大きく異なり、規制上の位置付けが最もわかりやすい判断材料です。
今回の中でライセンスの実績が最も長いのはKrakenとCoinbaseで、MEXCはEEAで認可を受けていません。
リスクとコンプライアンスに関する注意事項
暗号資産は価格変動が大きく、投資額の全額を失う可能性があります。
無期限先物などのレバレッジ商品は利益と損失の両方を拡大させ、初期証拠金を超える損失が生じる可能性があります。
新規上場銘柄や時価総額の小さいトークンには、流動性とボラティリティに関する追加のリスクがあり、板が薄いと、小さなポジションに対しても価格が大きく不利に動くことがあります。
MEXCはMiCAに基づく認可を受けておらず、ESMAの不適合事業者登録簿に掲載されています。また、日本の金融庁の無登録業者リストにも掲載されています。
MEXCは米国および英国の居住者にはサービスを提供していません。
本記事のいかなる内容も投資助言ではなく、手数料率は予告なく変更されることがあります。
取引前に、各プラットフォームで最新の手数料とご自身の利用資格を確認してください。
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