Suiのメインネットは2026年5月28日にブロック生成を停止し、これを受けて独自トークンSUIは直後に8%急落した。
Layer-1ブロックチェーンのコアチームが「ネットワーク停止」を確認し、ユーザー資産を保護しつつ、トランザクションを一時停止した上で修正対応を進めている。
Suiの公式ステータスページが、メインネットバリデーターの大規模障害を太平洋夏時間7時15分頃に報告した。
7時36分にはエンジニアが問題を特定し、対応策の展開を開始。SuiScanなどのブロックエクスプローラーでは、1時間近くチェックポイントやブロックが新規生成されず、多くのdAppsでトランザクションが確定できない状況が発生した。
パブリックRPCノードは引き続き稼働しているが、決済処理やバリデーター間の協調には影響が出ている。
SUIは本稿執筆時点で0.91ドル前後で取引されており、今回の障害を受けて約8%下落している。
今回の動きは、Suiが過去にも見せた反応と一致する。安全設計がフォークや資産損失を防ぐ一方、短期間の売り圧力が発生する傾向がみられる。
Suiは2023年5月にメインネットを開始しており、今回が再び大きな試練となった。主な過去事例は以下の通り。
いずれもネットワークは安全に停止し、バリデーターの協調したアップグレードにより復旧。事後分析により、テストや異常検知の強化策を実施してきた。
Sui独自のオブジェクト中心Move言語と並列処理により高い理論性能を持つが、例外的な状況でのバリデーター間の協調面で信頼性への課題も浮き彫りとなっている。
エンジニアは復旧に向け作業を継続しており、進捗は公式チャネルを通じて発信される見通し。
詳細な事後分析が公表される見込みであり、原因(合意形成や処理ロジックの可能性も)や再発防止策についても明記されるとみられる。
短期的な変動が続く可能性があるが、復旧が成功すれば、Suiの安全性重視の設計への信頼が改めて強まる可能性もある。DeFiやゲーム、ステーブルコイン分野での活用拡大にもつながる展開。

